みなさんは“Elf On the Shelf(エルフ・オン・ザ・シェルフ)”って知っていますか?
直訳すると『棚の上のエルフ(妖精)』。
日本ではあまり馴染みがありませんが、北米在住の人なら聞いたことがある人、実際に家にエルフがいる人も多いのではないでしょうか?
我が家は、いたずらエルフを迎えてかれこれ今年で8年目になります。
今回は、アメリカらしい遊び心あふれる風習、”Elf on the Shelf”についてご紹介したいと思います。
クリスマス前にやってくるエルフ
Elfとは?
Elf(エルフ)とは日本語で妖精という意味。
日本人は、映画『Lord of the Ring』に出てきたような尖った耳を持ち美しい姿をした妖精を思い浮かべる人が多いかもしれません。
ですが、今回のエルフは、いわゆるクリスマスエルフ。
サンタさんのお手伝いをする小人です。
この小人は『スカウトエルフ』と呼ばれています。
スカウトエルフの役割
クリスマスシーズンになると、子供たちの家庭に小さなエルフの人形がやってきて、そのエルフが家族の様子を見守ります。
エルフは夜みんなが寝静まると動き出して、色んなイタズラをします。
そして、朝になると別の場所に移動して、何かやらかしているので、子供たちは毎朝、「今日は何をしたのかな?」とワクワクしながら、どこにエルフがいるのかを探します。
うっかり触ったら魔法が解けて、エルフがその日動けなくなるとか。
我が家のエルフは何故か触っても動きますが…
エルフは、子どもたちが良い子だったか悪い子だったか毎晩ノースポールに戻って「サンタクロースに報告」するとされているので、エルフが家にいる間は良い子にしていなければいけません!
我が家のエルフ
一般に知られているElf on the shelfのエルフは、キューピーみたいな顔をしていますが、我が家のエルフはもう少しリアリスティック。
でも、あの赤いキューピーちゃんみたいなエルフに比べて大きく、柔軟性もあまりないので、できることは限られてきます。
これからエルフをお迎えするご家庭は、キューピーちゃんみたいな方をおすすめ。
それでも、我が家に来て8年目のエルフ(名前もきちんとあります)。
毎年、それは様々なイタズラや遊びを繰り広げています。
時々動かないエルフ…
大人の事情で、時々エルフが動いていない時があります💦
子どもは当然、
「なんで動いてないの??」
と疑問に思います。
でも、きっと↓のような理由があるはず。
- 昼間に触りすぎて魔法が解けてしまった
- 動いたけど、同じ場所に戻った
- 昨晩遊びすぎて疲れた
- 家の猫(犬)が見張ってて動けなかった
我が家のエルフは、クリスマスツリーを出した晩にやってきます。
12月最初の週末に出すことが多いので、そこからクリスマスイブの夜のサンタさんが迎えにくるまでエルフとの日々が始まります。
2005年にアメリカで絵本が出版されて以来、アメリカ・カナダの新しい風習となったElf on the shelf。
ある年は息子のクラスにやってきて、クラスの子が順番に家に連れて帰ってきた、なんてこともありました。
なんとも北米らしい、遊び心あふれる風習。
ですが、我が家のように8年間も通い続けてるエルフはなかなかいないのでは?と、我ながらびっくりしています(息子たちが予想以上に楽しんでくれている)。
息子たちはだいぶ大きくなってきましたが、クリスマススピリットが我が家に生きている限り、エルフは通い続けるはず。